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会社をつぶす経営者の一言を読んで!

この本は会社の不祥事への対応のまずさによって企業の危機に陥ったケースを収集し公開した本である。

・私がこの本を読んで1番呆れたのは2008年5月に廃業した料亭・船場吉兆での消費期限偽装事件が発覚。匿名電話による内部告発を受けて、中央保険所が立ち入り調査をした結果だった。これに対して、記者会見を行った次男・湯木尚治取締役は、「パート従業員が勝手にやった事だ」と発言した事だ。しかも、その発言から3日後の11月1日に新たに惣菜6品目の偽造が発覚する。9日には本店で、牛肉、鶏肉等の偽造表示が発覚。14日にパート従業員らが反論記者会見を開く。16日に大阪府警が本店などを強制捜査。それから17日後の12月8日、作り置き全商品に賞味期限の偽造判明。10日に船場吉兆が「不正は取締役らが主導」認める。年が明けて1月16日に民事再生法の適用を大阪地裁に申請。負債総額約8億円。22日に本店、営業再開。5月2日に食べ残しのアユの塩焼きなどの使い回しが発覚。14日に大阪府料理業生活衛星同業組合を退会し、28日に廃業した。何回も何回も不正を働いたのは信じられないなと思った。この本を読んでこのような事をするのは信頼をなくし、残るのは苦しい現実なのだと思いました。